タイトルや広告だけではどんな映画かわからなかったし、最後までこれといって“何について”の話なのかわからなかった。メタファーに富んでる。
終盤で一気に物語が動くから、そうかあのシーンはそういう意味だったのか、という場面がたくさんある。
映画館のスクリーンでみたいくらい、映像や光のバランスがとても綺麗だったし、俳優陣の表情や仕草や声の機微が、何よりも多くを語っていてすごいなと思う。
音楽がとにかくよかった。キリキリとした緊張感や不安が神経に直接触れてくる感じがした。
暗く、おもしろい！！と言える映画ではないけれど見終わってから、映像や音楽が脳裏にリフレインする。
