Omizu

コンペティションのOmizuのレビュー・感想・評価

コンペティション(2021年製作の映画)
3.0
【第78回ヴェネツィア映画祭 コンペティション部門出品】
『笑う故郷』ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン監督作品。ペネロペ・クルス、アントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネスという豪華なキャストも見もの。ヴェネツィア映画祭ではコンペティション部門で上映された。

うーん、面白くはないかな。嫌いじゃないけど。映画監督のローラ、ベテラン俳優のイバン、スター俳優のフェリックスの三つ巴を演じた三人は素晴らしいとは思うが、演出や映像にあまり目新しいものがなかった。全体に平板で盛り上がりに欠ける。最後もあまり納得感がなかった。

三人の俳優のスター性が際立っていて退屈というほどではない。一応安定して観られるだけのクオリティにはある。演出も特筆すべき点はないがまぁ堅実。

演技自体は素晴らしいが三人の関係性にあまり興味が持てず。悪くはないが特に印象に残るシーンもなく単調。このキャストだったらもっと刺激的にできるはずなのにと勿体なく思う作品だった。
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