湯っ子

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーンの湯っ子のレビュー・感想・評価

3.8
やっぱりチョン・ジョンソが最高でした。謎だらけの女の子モナ・リザが魅力的すぎる、ずっと見ていたい。満月の夜に拘束衣のまま裸足で逃げ出して、わらしべ長者みたいにシャバの装備をゲットしていくのが楽しい。

ケイト・ハドソンは四十路を過ぎた子持ちのストリッパーを演じる。これは私の想像に過ぎないけど、「ハリウッド映画である」ことを担保するためにされたキャスティングって気がする。ケイトは決して悪くはないし、彼女の存在のおかげである一定のクオリティが保てたのだろうけど、新鮮味はない。キャスティングの名前の順番もケイトが一番上。こういうのに微ガッカリ。せっかくこんなにフレッシュな面子で映画を撮ろうとしてるのに、だからオワコンとか言われちゃうんだよハリウッド。

「続編で会おう」っていうセリフが出てくるから、次があるのかな。正直、このお話はプロローグにしか思えなかった。でもモナ・リザの魅力はじゅうぶんすぎるくらい伝わったし、モナ・リザに恋するDJもイカつい見た目なのにかわいかったな。これを観ていてチーズスナックがむしょうに食べたくなったのには困った。
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