土を喰らう十二ヶ月。
良いお話でした。
美味しそうなものが出てくるのは主に序盤から中盤。とても美味しそうでした。
丁寧な生き方、真の豊かさをとは何かを問いかけるってオフィシャルサイトにある通り、そんな内容。
実際に1年半かけて撮影。
これも丁寧だよね。
この手の作品は時間がかかるね。
最近は土を触ることもないからね。
自分が食べるものは自分の手で作らなきゃいけないっていうのは、なんかすっごく納得がいったなぁ。
ほうれん草の根の部分も大切にしたいよね。
めんどくさくて捨てちゃうところも、よく洗って、ひと手間加えれば、美味しく食べられる。
コンビニのお弁当も美味しいし、スーパーのお惣菜も悪いものだとは思わないけど、
人ってほんとんに美味しいものを、どんどん忘れていくというか、知らないで生きるというか。
そういうことを思いました。
最後、まちこがつとむのもとを去るシーンは悲しかったけど、現代とつとむの所を行き交うのも大変。
ずっと美味しいものを2人で食べて欲しかった、とも思う一方で「人は所詮単独旅行者」っていうのは、私はとても納得がいった。
面白かったな。