「機転は選択肢を広げる」
「でも、答えはひとつじゃないの?」
「答えがひとつなら、紛争なんか起きん」
少年が争いを目の当たりにするシチュエーションで、『ジョジョ・ラビット』を思い起こしたのは僕だけではないはず。
ケネス・ブラナーの自伝的映画という情報は耳にしていたので、そう捉えながら観てました。『マイティ・ソー』は嬉しいイースター。
基本モノクロの映像に時折挟まれるカラーの映画や舞台。ブラナーの心に彩りを添えたのは彼が愛した作品であることは明白で、自分にも似た経験があるので、この表現法は刺さりました。
最後のジュディ・デンチの台詞は『ニュー・シネマ・パラダイス』に通ずるものがありましたね。
お気に入りキャラはおじいちゃん。"Deep thinker"だったと言われるのも納得です。含蓄のある台詞とユーモア。こんな年の取り方がしたい。