素直でストレート。涙を流せよって圧がひとつもないのに、バディ少年家族たちの人間らしい葛藤に自然と涙が出る。素敵な家族の物語り。
冒頭と最後以外はモノクロで作られているけど、クリスマスキャロルの劇とチキチキバンバンの映画にだけ色がついているのがすごく良くて、その時の感動や歓びや空気感がバディ少年の記憶の中にいつまでも鮮明に残っていることなんだろうな…て感じた。
鑑賞後に、監督の実体験が元になっているのを知り、本当の意図はわからないけれども、わたしの中ではあのカラーシーンがめちゃくちゃ納得がいきました。
もしかしたらバディ少年たちの置かれてる現実との落差を出すための皮肉としてのカラーなのかもしれないけれど、それでもあのシーンは最高に幸せな家族のシーンでした。
じいちゃんのセリフが最高だったし、ばあちゃんの強さも弱さも大好き。
すごく良い映画だった!