ブラウンカン

ベルファストのブラウンカンのレビュー・感想・評価

ベルファスト(2021年製作の映画)
3.8
“大好きな故郷”

実際に闘争で故郷を追いやられたり、この世をさった人達に捧げた物語。

白黒の映像の作品。純粋で可愛い主人公のバディ。彼には大好きな家族や祖父祖母、友人、隣人、同級生と楽しく暮らしている。そこに宗教闘争に巻き込まれ、生活が一変する。

1960年〜に北アイルランドの首都ベルファストで実際に起こった事実に基づいた映画。

北アイルランドについて、少し調べながら鑑賞した。アイルランドから分離した経緯や宗教、文化を知れて良かった。

最初に流れる「ベルファスト」の街並み。
歴史建築物や港がある綺麗な都市。そんなところで、宗教が違う(同じキリスト教だが)だけで争っていたと思うと信じられない。

主人公の家族が素敵です。
特に両親の子供に対する姿勢には、引き込まれていきます。家族を守る父親像には感動。過激派に人質された妻と子の為に怯まず、長男と助けるところは名シーン。

映画館でチキチキバンバンを観てる人達が、ユニバのアトラクション並みにリアクションしてるのが微笑ましかった。

心温まる家族の物語でした。
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