今地球の何処かで行われてる宗教紛争の様に、この作品の取っ掛りである序盤の宗教の対立と暴力に心底嫌気が差した。
正直この物語から得るものは余り無かった様に思う。監督の自伝的作品なのだろうがこの物語が1番刺さるのは監督自身だろう。
この映画のポスターから勝手に想像したのは無力で無垢な少年が何か大きな行動なり冒険をしもっとワクワクする何かだと思っていた。
結果は無力で無垢な少年は間違いないが大人達の行動を子供の目線で物語を観察しているに過ぎない、しかもその観察者は即ち監督そのものだからここに感情移入出来なければそれまで。
家族の溢れる愛情が温かく全体的には悪くないが、ただ良い家庭に育ったねと思うばかりに終わってしまった。
