このレビューはネタバレを含みます
平成生まれで「ベニスに死す」も見たことないですが、
かつてのビョルン・アンドルセンの美しさに
ぎゅいーーーんと引き込まれました。
この美少年の映像を見れただけで
映画代回収できます。笑
ミッドサマーで見た衝撃の老人の姿になるまで
どんな生涯だったのか、気になる一心で見ました。
美しい人に向けられる性的な目線や
両親からの愛情を受けられなかった過去。
色んなことが15歳の彼の身に巻き起こり、
苦しみ続けた半世紀。
ただ、彼の美しさをビジネスに利用した人々の
彼に対する賞賛の声と、彼の裏腹な心労に
途中どう見ればいいのかわからなくなりました...
終盤、ビョルンが言った
「あまりにも多くのものを失うと
案外生きるのが楽になる。」
という言葉が印象的でした。
それと、ドキュメンタリーなのに映画みたいな
素晴らしい映像と構成にも引き込まれました。