100shimo

ワース 命の値段の100shimoのレビュー・感想・評価

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.5
9.11アメリカ同時多発テロによる被害者と遺族に対する補償金の支払いのために政府が立ち上げたプログラム。そのトップとなった弁護士ケン・ファインバーグによる実話。
主演は「バードマン」での復活以降、大活躍のマイケル・キートン。昨年公開の「ザ・フラッシュ」では彼のバットマンを目当てで劇場に行きました。
厳密なルールと計算式により個々人への補償金を算定しようとする主人公。しかし、遺族たちそれぞれの反発は強く、交渉は一向に進まない。差し迫る期限、果たしてケン・ファインバーグはどうするのか?
この国家的な大事業に挑んだケン・ファインバーグという人物。その偉業をこうして映画とすることに大変な価値があります。
失ったものは大きく、夢や計画はお金には変えられないかもしれません。それでも、この補償金は前へ進むためのお金であり、誰かがやらなくてはならないことだったのです。
政府のやり方や大きな物事の進め方など学ぶべきことが多い作品でした。
100shimo

100shimo