“回想録”
御曹司とメイドの刹那的なロマンス映画と思ったら、女性の自立を描いた作品だった。
戻れない幸せな日々、帰らない愛する人々。
戦争で受けた喪失感は、イギリスの名家同士の絆にも暗い影を落とす。
ヒロイン·ジェーンが仕える、ニヴン夫妻役のC·ファース&O·コールマンの好演が光る。
我が子を亡くし脱け殻になった様な妻と、威厳ある佇まいにどこか哀愁漂う夫。
“失うものがないのがあなたの強みよ”
天涯孤独なジェーンの背中を押す、ニヴン夫人の言葉が深い。
時系列がやや分かりにくいのが残念。
お坊っちゃま·ポールの、スッポンポンからの着替えシーン…はよパンツ穿けや~😑と思ったのは私だけ?