【ちょっとあの頃を思い出したいひとへ】
ラブストリーはノスタルジーだと近年の作品を観ておもう。
『花束みたいな恋をした』
『明け方の若者たち』
『ボクたちはみんな大人になれなかった』
この三本が好きな人は今作も好きなはず。
まさかあんな形で展開していくとは思わなかった。
冒頭の舞台は2021年コロナの東京を生きる男女が生きる今から描かれる。地続きに繋がっいるリアルさがエモい。
そして池松壮亮と伊藤沙莉のふたりだからできる空気感が良くてそれでいて自然。
「ナイトオンザプラネット」の歌詞みたく、人は何かを引きずって、すごく苦くて、それも忘れて、、、結局今を生きていく。
あの頃と引き換えにしたものは何なのか、、、
誰しも、生きてくなかの日常で、「ちょっと思い出す」そんな景色があり、
あの日あの時の二度と戻らない愛しい日々。
ノスタルジーな気持ちにひたらせてくれる作品でした。
タイトルロールが出てくるタイミングが絶品!!