松井監督と、気心知れた池松壮亮と、まさに敵役な伊藤沙莉が集結出来たからこその秀作。基本、松井監督作品がやや苦手な私。「私たちのはぁはぁ」以来、いいなと思える作品がなく、今回も池松壮亮さんが出ていなければ鑑賞しなかったであろう作品。
好きになった2人が最強だった頃、絶対私たちは別れないという頃、揺らぎだした頃、互いが自分、自分になってしまった時。単なる恋愛の過程、終末ではなく、2人の恋愛をフィルムで思い返している場所にいるような感じでスクリーンを観ていた。
池松壮亮の優しい空気感ダダ漏れ、松井監督ありがとう。
スコアが低めなのは、俳優池松壮亮として鑑賞できなかった私への戒めです。
気持ち的には4.5。
