中身はあんまりだったけどジャームッシュとナイト・オン・ザ・プラネットへの愛が半端でないことは分かった！公園のベンチで妻を待つ役にわざわざ永瀬正敏をキャスティングするんだからな…。
高校生の頃あのアンニュイ（死語か？）なウィノナ・ライダーに憧れたし、煙草のきっかけもジャームッシュ作品たちだったし、愛するあまりオマージュ映画を作ってしまった監督の熱いソウルは理解して受け止めたつもり。
ただ、結婚して子供もいるのに元恋人の誕生日にベランダでケーキを食べる神経はちょっと理解できん。独身なら全く問題ないけど（さすがにケーキは食わんが誕生日に思い出すことくらいはあるし！）、そんなんやるくらいだったら今の夫と離婚してその元恋人に結婚申し込んだ方がいいのでは？じゃないと毎年やることになるよそのベランダでケーキ食って元彼思い出して朝焼け眺めるイベント…とかいうどうでもいいことばかり考えてしまった。
そしてタイトルの「ちょっと思い出しただけ」ってそういう意味かよ…と変に腑に落ちてしまったのがなんか悔しいし、たかが映画されど映画、普通に観りゃいいのにこういうタイトル長めでモラトリアム迷子でおセンチ入る系の日本の青春映画を単純に”作品”として観ることができない自分のひねくれ具合が悲しいや…
主題歌含め、かなり苦手なタイプの日本映画
