New OrderもJoy Divisionもまさに高2の頃聴いていたからCeremonyのイントロ流れた瞬間色んな情景が浮かんでは消え、懐かしさで死にそうになった。最後の最後に自分の元にもあの明るい>>続きを読む
性犯罪者を告発した後に加害者及びガヤが「でもあなたにも悪いところあったでしょ」を突きつけてくるのって現代でもお決まりパターンになっていて本当に胸糞悪いんだけれど田中裕子という一人の女性の過去を追いなぞ>>続きを読む
物凄くATG作品な寺山修司のサードを永島敏行×森下愛子で。時々見る悪夢に消えるホームベース、揺れるカメラが青春の暗い陰影を色濃く滲ませ息苦しさを助長させる。ホームベースがないのだからホームベースを求め>>続きを読む
『愛のコリーダ』と同じく藤竜也が出てくるし(キャラ設定も被る)タイトルに「愛が」が付くしでどうしても比較してしまうことを避けられないのだけれど『愛のコリーダ』より好きかもしれない。肝心の亡霊(田村高廣>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
マサトが母親を取り戻すことは宮崎駿自身が母親を取り戻すこと。そしてマサトが母親を同じ世界へと連れては行かずに在るべき場所へと送り届けることは、宮崎駿が母親へ別れを告げることだという風に受け取った。あと>>続きを読む
夫が小さい頃お父さんにすすめられて一緒に観たという映画を一緒に観た。終始スリリングでサスペンス的要素が散りばめられていて久しぶりに目が離せない感じの映画を観た気がする。相変わらずケヴィン・ベーコンの悪>>続きを読む
家出をする14歳の男女、パスカルとクリスティアーヌ。両親に妊娠したことを伝えるには?という作文の解答例を読んで笑い合う二人のあどけなさが可愛い。盗んだ2CVに乗ってどこまでも行けそうな勢いがありながら>>続きを読む
優柔不断で都合良く甘え、先の未来を考えずに結婚や妊娠という重要な局面から目を背け、さらには性的な交わりとジュテームの囁きで女の機嫌を取れると思っている奴は地獄へお願いしますという話。最低な話でも最後ま>>続きを読む
VHSにて。そもそも真面目に分析して観るものではないし、受賞について真剣に議論する必要もない。ドリフみたいな面白いコメディという認識で、ただそのswingin' londonをの上っ面を楽しめればいい>>続きを読む
ファム・ファタルとしてのジュリエット・ビノシュ。過度に完全性を求める完全主義者ほど美への感度も強く、その度合いを超えたものに出会ってしまった時にはもうなす術などない。単純にタガが外れたとかそういう理性>>続きを読む
弱冠20歳にしてエール映画祭でグランプリを受賞し、1983年に「ボーイ・ミーツ・ガール」で長編デビューするのに繋がる重要作品を今更ながら。この後のカラックス三部作の主要なテーマとなっていく無気力な若者>>続きを読む
とにかくいつもお腹が空いていて煙草を吸いたいマリア・デ・メディロスと、欲望に迷いなし、とにかく恋がしたいパスカル・サルキン。金がないしお腹が減ったしでレストランに入るや否や歌唱を始める二人。退店を引き>>続きを読む
VHSにて。サイケビデオとして、サイケ音楽として割り切って観るのが良さそう。
刹那的なものに惹かれ欲望のままに破滅へと向かう生き方しかできない青春時代の汚くて美わしいもの全て。社会や大人に糾弾される若者たち、革命としてのセックス、暴力。何にでもエネルギーが蔓延っていた時代。表面>>続きを読む
音も台詞も一切なし。360°のパノラマ撮影。起きててもごろ寝してても常にカメラに目線をくれるアケルマン。何周かした時には「この部屋こんな感じだろうな」を思い描けてしまう感じ。監視系ストーカーになった気>>続きを読む
お洒落系ドリフ。だんだんエテックスが志村に見えてくる。こんだけうまくいかないこと続きで怒りも相当煮え滾っているであろう所、引き出しからピストルが見えた時はアケルマンの『街をぶっ飛ばせ』的なことが起こる>>続きを読む
タクシーに縁がないおじさんに同情したのも束の間、買ったばかりの花束を自分の尻で踏み付けてしまうやいなや顔面にシェービングクリームが直撃したりとエテックスが気の毒すぎて笑った。サンルーフからひまわりをひ>>続きを読む
court(法廷)とcoat(テニスコート)、妻A・ヴィアゼムスキーが「シカゴ8」の一員に扮していたり、当時の裁判を茶番劇のように徹底的に皮肉ってポップに風刺。テニスをする二組のカップルの中央で政治論>>続きを読む
島に集まった個々人たちが横一列に並ぶシーンがあって、その絵面の意味わからなさとチグハグさで笑ってしまった。どう考えても謎メンツすぎるし、好きじゃないけど今泉力哉作品に見られるような群像劇(特に『サッド>>続きを読む
浅野いにおはまさに中学生の頃ヴィレヴァンですべて買い集めるほどハマっていたけれどそれ以降の作品は全く追いかけていなかったので『うみべの女の子』は読んだことがなかった。
中学生の恋愛こそ最も生々しく尊い>>続きを読む
相米慎二『台風クラブ』×岡崎京子『リバーズ・エッジ』×長久允『そうして私たちはプールに金魚を、』な感じ。一番好きなシーンは継母と車内で激しいキスを交わす伊尾を純が偶然目にするシーンを経て、誰もいない薄>>続きを読む
強盗した金をどう使うかの各々の回答が小学生レベルのふざけ具合で最高。ファスビンダーに至っては「I'm going to the movies!」と即答。あのニヒルな笑みが憎たらしく可愛い。そこから間髪>>続きを読む
「あなたのバスルームを貸して欲しい」
「なぜ?」
「自殺したいんだ」
「素敵ね」
都会を彷徨う宿なしの浮浪者が道端で拳銃を拾い、何度も自殺を試みるも踏ん切りがつかぬまま時が流れ、ベンチで休憩したのも>>続きを読む