ベルイマン…凄い監督が生きていたんだな。見始めたら痺れたように席を立てなかった。
白黒とかカラーとかじゃなく、赤一色(体感)
血を流す流さない関係なく血みどろ
服を脱ぐ脱がない関係なく裸を見ているような、いやそれよりも更に内部にいるかのような
廊下は血管、部屋は臓器みたい
血で繋がった姉妹は皆母親の体から出てきた。いや、あの家にいる限りはまだ胎内か。
半月のように赤く照らされる顔
月も顔も時の流れを示す時計のようなもの
生き続けるとは死に向かうこと
死に際の叫びとささやきも、赤子の泣き声も、みんな命の息吹の音