叫びとささやきの作品情報・感想・評価

叫びとささやき1972年製作の映画)

VISKNINGAR OCH ROP

製作国:

上映時間:91分

ジャンル:

3.9

「叫びとささやき」に投稿された感想・評価

これもつけ忘れていた…というか初見時に何を言ったらいいものか分からない、いや言語化を許さない感覚に陥ったもので放置してしまっていた。私は赤いエロティシズムに幻惑されたのだ。ストーリーは正直に言ってよく分からなかったし覚えていない。三姉妹がいてお手伝いさんがいて、姉妹はそれぞれパートナーと何かしらの問題があり、次女が死んで…?
なんと、幽霊的な要素も盛り込まれているではないか。そして色々わからないながらも、最後の一文でストンと腑に落ちた。
僕も満たされた沈黙の中でこの歓びをかみしめることにしよう…。
女たちを巡る物語はベルイマンらしくよくわからないものだけど、この血のような赤を基調とした恐ろしく格調高い映像美には圧倒される他無い。

それにしても10年程前に見たくて堪らなかったときはビデオしか無かったようなこういう作品がDVDで気軽に見られるようになってきているのは実に有り難いことだ。
人間の「生」と「死」を悪魔的に表現した力作と思います。「生」では孤独や愛への飢え、姉妹の間にあったジェラシーは独占欲を示唆してるようで如何にも人間的です。「死」ではキリスト教が定義する永遠の命、死して神の身許に行く幸せを真っ向から否定するように生への未練を見せつけます。
面白い映画ではありませんし 、後味も悪いのですが、人間は生きながらにして寂しさを感じるものだというメッセージ性はあると思います。
また生死の境を度外視した作風に不気味さがあふれて、怖ろしさは満点でしたね。
otom

otomの感想・評価

4.8
有閑姉妹のデカダンスな心の内かな。血の繋がりを表す様な赤い部屋でおぞましく展開する。ラストのそれぞれが清純な白をまとったシーン、信仰篤い妹のささやかな満足感が対極をなす。それにしてもこんな絶命シーンは今まで見た事ない。傑作。
赤と白と黒の空間構成は鮮やかと言える。顔と時計と幽霊と妄想を描写している癖に、どう考えても顔を醜く映すことしかできていない。デスマスク的な魅力もなければ、活きた感じもしない上に、それでしつこく構成するから苛立ちが湧く。ドライヤーどころかヒッチコックどころかアルジェントよりも表情の機微をなんら美も纏わない耽美を装った作品。不親切なストーリーテリングの割には台詞で語ってしまうこのバランスが相容れない。特に、股にガラスの破片を入れて切りつけるというどことなくバタイユがかった場面の変な舌の動きは下劣極まりない
Urano

Uranoの感想・評価

5.0
隠されていることを露わにするのが本当に大好きなんですね。そういう変態です。
りたお

りたおの感想・評価

3.3
ラスト1文が…
これみてどんな気持ちになればいいんだよ。。。
最後のあのシーンあるだけ救いなのかな。
liverbird

liverbirdの感想・評価

4.9
終始心が落ち着かない映画でした、、、カメラのズームの使い方と、なんといっても音声が非常に印象的。KarinとMariaのシーンは本当に参考にしたいと思う作品!
ハマオ

ハマオの感想・評価

4.7
人との繋がりを拒否して愛情を拒絶する長女、闘病中でもなお亡き母や二人やメイドとの繋がりを求める次女、愛情を拒絶する姉に手を差し伸べる三女、そこで働くメイドの4人の女性の物語。

赤い壁紙、白い服などを利用した巧みな画面構成、絵画を思わせる美しいシーン、4人の女性の憎悪と愛情などベルイマン監督らしい作品となっていて大きく満足できました。
監督特有の変態を感じさせる性描写もありますが、その一点だけを除けば監督の作品の中でも受け入れやすい作品となっています。
tulpen

tulpenの感想・評価

3.8
メモには
凄い色使い。
赤幕。
なんだか迫ってくるような映画だったと書いてある。
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