み

叫びとささやきのみのネタバレレビュー・内容・結末

叫びとささやき(1972年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

赤、叫び、囁き


三姉妹と女中、4人の女性が生きる苦悩と死への恐怖に対峙する映画。女中であるアンナが、聖母のように次女を抱く様がとても印象的だった。
映画中に出てくる言葉にすらならないような囁きは、怒鳴り声よりも耳にこびりつく。次女の生死を彷徨うあの叫び声からは、そう思ってしまってはいけないとわかっていながらもぞっと背筋が凍る思いがする。辛苦を味わう人間のその喘ぎに、怯えてしまうのが悔しくも、それが人間なんだろうな…、

とても良かった。これを機に、ベルイマン監督の作品見てみようかしら
み