りょーこ

叫びとささやきのりょーこのレビュー・感想・評価

叫びとささやき(1972年製作の映画)
3.3
とっても久しぶりのベルイマン♪

真紅の壁と白いドレス。
愛と苦しみ。
女たち。

顔のドアップ。
女たちの立ち位置。
場面転換時の赤と囁き声。

なんとも独特な空気が流れる。

ギスギスしているわけではないけれど、不思議な距離感の女たちの物語でした。

レイチェルさんオススメ有難うございます☆



大病を患うアングネス。

姉カーリン、妹マリーア、使用人アンナが看病していた。

が、ある日アングネスが亡くなる。

そして遺された者たちは各々に思いを馳せるのだが……



触れられるのが嫌、人生を嫌悪し冷淡に生きる姉

いつまでも子どものまま、好きなモノに一直線な妹

子どもを亡くし、今はアングネスと使用人以上の関係にあるアンナ

そして、苦痛に悶えながらも、生きて感じた全てに感謝し愛を得たとするアングネス

そんな女4人の回想と現在を行き来する。

とっても献身的に看病してると思ったのに、後半の"あの事件"以降やはり色々と露呈。

あと姉のガラス事件はかなりホラー(笑)

女系家系独特の雰囲気があったなぁ~

出てくる男性みんな色んな方向におかしいのは何でなのだろうw?
あ、この家系の女性と結婚したからか??

真紅の壁と時計の音が暫く脳裏にこびりつく、そんな作品。
りょーこ

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