アトラクション「ホーンテッドマンション」の2回目の映像化。
前回の映像化でもアトラクションの再現度は高かったが、短い上映時間の中でまだまだ描き切れていないシーンが多々あった。それもあってか本作での再現シーンは前回以上である。
もし視聴するのであれば、そしてホーンテッドマンションにそこまで詳しく無いのであれば、是非Disney+で配信している『ディズニーパークの裏側〜進化し続けるアトラクション〜』のシーズン1・第2話「ホーンテッドマンション」の回を先に観てから劇場に行って欲しい。東京ディズニーランドだけでは分からない、その館の歴史を知る事で本作の面白さは何倍にも膨れ上がる。
前回の一家族の成長と違い、本作はそれぞれ悩みを抱えた複数の登場人物が織りなす群像劇。その為、各キャラにスポットが当たり映画の尺は122分と長い。またそれぞれがそこまで複雑な人物像でも無いので、そこまで深みは無い。それでも自分に近いキャラは見つかるかもしれない。
そしてホラー要素としては意外にも結構怖いシーンもある。恐怖とユーモアがおり混ざる独特な雰囲気はアトラクションのエッセンスがしっかりと組み込まれていると思われる。
