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アルピニストのnoborushのネタバレレビュー・内容・結末

アルピニスト(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

The Alpinist 2021年作品
3.7/5
ピーター・モーティマー監督
ニック・ローゼン監督

最高峰のアルピニストだったマーク=アンドレ・ルクレア(Marc-Andre Leclerc)の
ドキュメンタリー。
「フリーソロ」のアレックス・オノルドが認めた逸材で、彼が存在を語らなければ
認知されていなかったくらい、ストイックなアルピニスト。
存在が知られなかったのは一人で登山していたからで、監督が携帯を渡しても
使おうとしなかったくらい。
ここら辺が周りばかり気にしていた栗城史多とは異なる。
現在の登山のスタイルはラインホルト・メスナー(出演あり)に
代表される軽装備で単独で一気に登頂を目指すものになっているが、
ルーク=アンドレはその究極の形で、雪山の雪と岩で装備を替えながら
登頂するというもの。
アルゼンチンの冬のTorre Eggerの単独登頂が本作で語られるが
素晴らしい偉業。
しかし「フリーソロ」のように登頂をじっくり記録するものではないので
そのいだいな記録に肉薄できないのがもどかしい。
偉大なアルピニストの最期が単独では無く二人でのアラスカ
Mendenhall Towerでの雪崩というのが皮肉としかいいようがない。
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