このレビューはネタバレを含みます
道のありがたみを知っている者は道のないところを歩いた者だけだっていう話。
言葉を選ばず言うと「そりゃ、そうなるでしょ」と思ってしまうけど、それはやっぱり登った事のない者の思考で、毎年何人も亡くなる人がいても、それでも山に行く人が絶えないのは下から見てるだけじゃわからない何かがあるんだろうな、と。
更に危険や安全も突き詰めて考えると、整備された街でも100%の安全はないし、山に行かず長生きしたとしても、自分が好きな事に全部賭けて若くして死ぬ人生より幸せとは限らない。