みちゃまる

アウシュヴィッツの生還者のみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツで行われていた、ナチスの賭けボクシング。明日を迎えるには勝って生き残るか、負けて殺されるかの2択。同じユダヤ人を犠牲にし、友人を犠牲にし、アウシュヴィッツから生還したハリー。生き別れになってしまった恋人を探すが…。
ホロコーストを題材にしているので、収容所の回想は見ていて苦しくなるような描写も多い。渡米した後もトラウマ、フラッシュバックに悩まされる様子がいたたまれなかった。ベン・フォスターの身体を張った演技が素晴らしい。減量もさぞかし大変だったことだろう。
生き別れた恋人・レアも最終的には生きていて、再会も叶った。結局は一緒になれなかったが、お互いに理解してくれる伴侶と子供に恵まれており、それぞれの道を進んでいけるような救われる終わり方でよかったと思う。
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