このレビューはネタバレを含みます
ば、バリー・レヴィンソン?????
だいぶ久しぶりに耳にする名前である。
(未だに代表作が「レインマン」と
「グッドモーニング・ベトナム」って
書かれてることもあるし80年代の人
のイメージが強い)
正直「まだ映画撮ってたんだ?」
ぐらいのレベルの認識である。
正直「あんた誰?」ぐらい
人相が変わっちゃってるベン・フォスター
を主役にアウシュヴィッツもの。
確かにアウシュヴィッツや
ホロコーストがテーマになるんだけど
主人公がボクサーということもあって
ちょっと特殊なボクサー映画な趣さえある。
生き別れた恋人を探すために
自分にできることはボクシングしかない
ってことで名をあげるためにボクサーへ
ただし戦時中の選択肢のない中で
身につけたその拳には
初っ端から罪と罰感がすごく漂う。
色んな思いや人生の蓄積の果ての
ラストの再会は
ほろ苦くもあり
救いというより呪いにすら見える趣もあり
なんとも複雑な気分にさせられる写真
(ハンス・ジマーのスコアは相変わらず最高)