てぃだ

アウシュヴィッツの生還者のてぃだのネタバレレビュー・内容・結末

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ば、バリー・レヴィンソン?????
だいぶ久しぶりに耳にする名前である。
(未だに代表作が「レインマン」と
「グッドモーニング・ベトナム」って
書かれてることもあるし80年代の人
のイメージが強い)
正直「まだ映画撮ってたんだ?」
ぐらいのレベルの認識である。


正直「あんた誰?」ぐらい
人相が変わっちゃってるベン・フォスター
を主役にアウシュヴィッツもの。

確かにアウシュヴィッツや
ホロコーストがテーマになるんだけど
主人公がボクサーということもあって
ちょっと特殊なボクサー映画な趣さえある。

生き別れた恋人を探すために
自分にできることはボクシングしかない
ってことで名をあげるためにボクサーへ
ただし戦時中の選択肢のない中で
身につけたその拳には
初っ端から罪と罰感がすごく漂う。

色んな思いや人生の蓄積の果ての
ラストの再会は
ほろ苦くもあり
救いというより呪いにすら見える趣もあり
なんとも複雑な気分にさせられる写真
(ハンス・ジマーのスコアは相変わらず最高)
てぃだ

てぃだ