今泉監督風の映画かと思ったらなんだこの救いのない映画は… 終始不快感MAXで途中映画館から出たくなった。
この手の映画はお互いに良くない部分がある前提で成り立つものだと思ってるんだけど、ここまで男側の非が大きすぎると不快感しか出てこない。
伝えたい部分もわかるし、1人の女性が“大人“になっていく過程及び最後のエンドロールの力強い目と演出には魅了されるんだけど、それにしたって周囲の人間の自分勝手さを表現するのに妊娠系を扱うのはキツい。どうしたらゴムせずにやる思考になるのかほんとにわからん。
男側の身勝手な言いがかりと悉くブーメラン発言を発し論破される姿を見るとクズ男の詰めが甘いなと思う。飴と鞭のバランスが上手いのがクズ男なのよ。こんな男誰が好きになるねん。クズ男の要素を詰め込んだせいで違和感を感じた。
ほんと彼女の不憫さに泣いてしまう。
基本人ってのは自分のことしか考えてないんだけど大人になるにつれてそうはいかない部分もあって責任が伴う時もくる。けど彼女の周りはこの映画でいう“おとな“な人ばかり。ちゃんと自分をしっかり持つことが大事。