女子大に通っていたときに、顔に青いあざがある子がいた。
正直そこを見てしまったし、暗い感じ?自らいろんな子に話しかけない感じ?で、一度も話すことはなかったので名前も知らない。
けれど、美容やコスメに関していろんな情報を調べていくと、資生堂のスポッツカバーというのは一生廃盤にならなくて値段設定が一緒でいろんなあざや傷を隠し取れにくいコンシーラーだからという話を聞いたときびっくりしたとともに思い出す。
でもそういうときに
「メイクで隠すということをするだけでも気持ちが変わる人がいるのでは」
と思った。
レーザー治療もお金はかかるけど2種類あざがあって消えるタイプと消えないタイプがあるらしいし。
もしかしたらあざのせいで暗く見えた、暗い性格だったのか?
ドラマ化した明日カノのレンタル彼女やってる子も顔のあざをメイクで隠してる設定で、
隠す子と隠さない子に何か違いがあるのかとか(心理的な面や性格なんでも)気になった。自分はメイクに依存しそうだから。
そんなことを考えていたのでこの映画はとても気になっていました。
結果、隠さないタイプの子の映画でした。
そして友達もいるし、色々はっきり物事も伝えるし、設定では幼い頃からいろんな嫌な目にあってきたことをエッセイとして出版しているけど暗い女の子って感じではなかったです。だからこそあざがどうこうというより普通の女の子の恋愛を見た感じでした。
多分本当にあざが嫌なら写真をとるのも嫌だろうし、
彼女は本当はあざのある自分を受け入れて生きてきたから今更逆になくなった人生も変わってしまうことも怖いのか、逆にああいう性格で友達もいるから今の現状に満足しているから変わる必要性を感じていないんだろうなと思った。
オトコによってコンプレックスになり得ただけなのではないかと。
ただ、キャッチコピーの「あなたには左側にいてほしい」は今まで無意識で誰でも右側にいたけど意識的にコンプレックスのある左側にいてほしくなるくらいすべてを受け入れてほしいタイプなのかなと思った。
好きになった人が全く正反対の人だとか今まで出会ったことが無いタイプや職種の人だとかで、元カノもすごくてキレイで…みたいな、それで自分に向き合わなきゃいけない何かにぶちあたるとかそんな経験あるのではないのか?と。
そういう若いうちに経験しておくべき恋愛経験の映画な感じがした。
全部を曝け出して愛し愛されるのが正解なのか、そんな哲学的な映画に見えた。
脚本が城定夫さんなんですね~!
とある人が告白するんだけど、私はじゃあ言うなよ!気まずいわ!て思う派なのでそこが気になったw