苦手の転生モノ、興味のない悪役令嬢モノ、頑張ってみてもぬるいぬるい。
映画に限らず、作品には個人の好みがあるから合わないものは合わないのよ。
通称「はめふら」と呼ばれ、シリーズ累計600万部突破、ライトノベル13巻、コミック9巻まで発売しているという人気作品。
原作は山口悟さんで、2014年に小説投稿サイトに本稿が投稿され、翌年2015年に一迅社文庫アイリスよりデビュー。
簡単なあらすじとしては、
頭をぶつけて前世の記憶を取り戻したら、公爵令嬢に生まれ変わっていた主人公。しかも、前世でプレイしていた恋愛趣味レーションゲームの世界にいる。さらに生まれ変わっている自分はヒロインを邪魔する悪役令嬢のカタリナ。ゲームクリアの記憶では、カタリナの結末は国外追放化死亡の2択、破滅フラグを回避することができるのか?
ってのが大筋のストーリで、24話のアニメを超えて本作の映画化となる。(需要があるってことなのか)
本作の映画では、魔法学園卒業後、ムトラクという国からやってきた美少年アーキルと出会う。とある秘密を抱えているアーキルが新たな破滅フラグが待っていた。
良い点としては、アニメ版は日常系が多いが、劇場版はハデ。
特に魔法を使ったアクションシーンはアニメ版ではほぼないシーンなので見ていて楽しかった。
しかし、そんなことより全てに納得がいかない本作。
そもそも転生モノが苦手で、悪役令嬢モノにまったく興味がない。
これはダブルパンチ。
24話のアニメ版をわざわざ見たけど、響かなかった。
分からないし、興味がないジャンル、まるでルール知らないカバディを見ているくらい無の時間だった。
さらに個人的なハーレムの要素、だめです。
そもそも、悪役令嬢に転送しているにもかかわらず、先の展開がある程度わかっているため、あまりトラブルが起きない。もっと人狼みたいな展開を期待していた。しかも、計画的に行動しているならまだしも、天然キャラで何も考えずに行動して、すべてうまくいくってぬるすぎるやろ。
平和すぎる展開に、気持ちがついていかない。
しかも、映画に関しては他のゲームの話が出てきたり、その記憶もあるからって攻略方法が分かっているなど都合がよすぎる。
結構強引な展開のせいか、説明的なセリフが多すぎる。
まったく個人的には響かない、しかし巷では人気。
どこの層に需要があるのか気になる。
見て分かったことは転生モノはやはり苦手でした。