てらしまん

僕が愛したすべての君へのてらしまんのネタバレレビュー・内容・結末

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

僕愛→君愛の順番で見ました

高校生の高崎暦は両親が離婚した際、母親についていくことを選び、暮らしていた。勉強一色で友達もいない暦だが、ある日、クラスメイトの瀧川和音に声をかけられる。彼女は85番目の並行世界からこの世界にやって来たと言い、その世界では二人が恋人同士だと告げる。

この話は、並行世界が存在しており、意識のみ並行世界の自分と入れ替わる、パラレル•シフトというものが軽微なものだと日常的に起きているという世界で展開される。

たくさんの選択があり、その選択肢の先にはその数だけの自分がいる。それと同時に自分が愛した人も存在する。
無意識的なパラレルシフトが起きる世界で、昨日話した彼女ははたして本当に自分の世界線の彼女なのか。

自分の取った選択によって2人の子供が亡くなる世界線、その世界線で生きる僕と君がいる
というとても心苦しくなる展開もあった。
子供が生きてる世界線に行く術があるなら
それに縋ってしまうよな。
その行動も理解できてしまうからこそ辛い。

最終的に、自分を愛してくれる全ての君のおかげで僕が幸せになれており、
それは自分と自分ではない世界の自分、自分を愛してくれる君と、自分ではない世界の自分を愛してくれる君を含めて話していてとても幸せな気持ちになれた。