TakuPan

僕が愛したすべての君へのTakuPanのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
3.2
結論から言うと、微妙です。
別作品の「君を愛した〜」が3.0
こちらの「僕を愛した〜」が3.2
にしてます
【2作品共通レビュー部分】
前提として、同じ時間軸の並行世界を2本の映画に分けて作られています。
主人公「暦」は同一でヒロインが別です。

そしてこちらの作品は「和音」がヒロインの作品。

中学生の暦は親の影響か成績が異常に良かったが友達が一人もいなかった。高校に入り友達を作ろうと心がけるも、進学校特有の他人への無関心な学年の雰囲気に友達はできないままであった。ある時パラレルシフトしてきたという和音から話しかけられたのがきっかけで、成績トップの2人が勉強を教え合い、その事で次第にクラスメイトとも仲が深まっていく。

というストーリー。

問題は映画を(原作未読ですが2作品)二本に分けるために、それぞれに干渉させてる部分があって、それが説明不足で違和感というか不快に感じました。

【個別レビュー】
こちらの作品には、個別ストーリー自体にとても広がりを感じました。高校時代の和音やクラスメイトとの関わり、和音との結婚→事件→結末。
割と楽しく見れました。
が、「君を愛した〜」を補完するパートや、共通パートが長く、個別パートがあっさり終わっていて面白くて引き込まれる前に個別ストーリーが終わってしまう煮え切らない映画でした。
個人的にはこちらの映画をメインにしたほうが良かった気がします。

一つの時間軸をパラレルワールドで2作品にするというアイデアが先行しすぎて完成度が低い。
どちらかを完成させて、もう一つをスピンオフ作品にするべきだった気がする。
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