いち

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのいちのレビュー・感想・評価

4.0
いつの時代にも同じ類の人権問題は存在する。部屋を開けるか開けまいか、ドア一枚の攻防戦が繰り広げられる83分間。次第に拍車を駆ける緊張感、こんなりやり方は間違ってる……葛藤する警察もいれば、意地でも捕えようとする警察もいる。挙げ句の果てに武力行使、誰がどう見たって警察が悪い。それでも有罪にならないのが現実。いつだって淘汰されてくのは黒人の命だ。この作品を通して、偏見と差別が生み出すこの問題について多くの人々に考えてもらいたい。
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