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レイジング・ファイアのmitoのレビュー・感想・評価

レイジング・ファイア(2021年製作の映画)
3.4
2021年157本目。
長年追い続けた悪党の麻薬取引の情報を手に入れた正義感溢れる刑事チョンだが直前に作戦から外され、現場では謎の集団の襲撃により警察は死者も出る大敗を喫していた。
親友も失ったチョンは、調査の中で、かつて共に悪を追っていた元刑事に辿り着く。

香港系映画って、西部警察とか石原プロ的な豪快な刑事モノを継承している感があるよね。
銃撃戦あり、カーチェイスあり、香港仕込のカンフーアクションありのアクションのオンパレード。
ドニー・イェン主演作品の旨み、アクション指導をドニー・イェンその人が担当する点も良かったのかな。

話についてはメチャメチャ粗まみれ(笑)
終盤の銃撃戦で敵側の方が主役っぽかったり、腐敗して現場を縛り付けてる設定の筈の警察のお偉方が最後に大岡裁きを見せたり、まあ、それはご愛嬌。
ただ、ドニー・イェンのアクションに魅入られれば良いのだ、な作品。

あと、死者を弄るのは気が引けるが、
監督が逝去され、お悔やみ文がスタッフロール前に流れるのはよくある事だが、香港映画恒例のスタッフロール中に流れる撮影風景映像まで、監督の思い出映像になってるのは少し笑ってしまった。
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