実話ベース。
NFLのアメフト選手でスーパーボウルでMVPも獲得しているカート・ワーナーの、成功までの道のりを描いた映画。
主演のザッカリー・リーヴァイが大好きで、ザッカリー目当てで鑑賞。
スポ根もののサクセスストーリーかと思いきや、それだけじゃなかった。
主人公のカートと恋人（後に結婚）でシングルマザーのブレンダが、貧しい生活や家族を襲う苦難を乗り越えながら絆を育むラブストーリーで、家族の絆を描く映画でもあった。
視覚障害を持つブレンダの息子とカートの信頼関係が心温まるし泣ける。
夢を決して諦めずまっすぐで誠実なカートの人柄を演じるのに、ザッカリー・リーヴァイはまさにハマり役。
特にトライアウトを経てプロ入りした後半は、コーチとの関係性や試合での活躍、応援してくれるかつての仕事仲間の姿に泣かされた。
カート・ワーナーと妻のブレンダご本人が製作総指揮も務めている今作、サクセスストーリーを実写化したかったというより、視覚障害をもつ息子さんのために作りたかった映画なんじゃないかなあ。
「苦難にめげずに夢を叶える」主人公の姿に息子さんの姿が重なって見えた。
現在配信レンタルのみだけど、良作なのでぜひ多くの人に見てほしい。
