たむ

スヘルデの戦いのたむのレビュー・感想・評価

スヘルデの戦い(2020年製作の映画)
3.3
第二次世界大戦のヨーロッパ戦線をオランダの視点から描く戦争映画です。
アメリカ映画と違い、ヨーロッパの第二次世界大戦の映画は、自分達の生活圏が戦場になってしまいます。
市民も巻き込まれて、レジスタンスやスパイ活動、些細な行動が極刑につながる恐れもある環境。
スヘルデの戦いでの戦場での戦闘シーンも恐ろしいですが、本作の大部分は、市井の人々の受難です。
だからこそ戦争はしてはならない。
最後のクレジットでこの戦いでの死者数が出てきますが、一般市民の犠牲の多さに愕然とします。
戦争は戦場だけではなく、自分達の生活している場所が地獄となる。
それをテーマとした作品ですね。
たむ

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