法律って一体何を守りたくてあるものなんだろう、何て窮屈なんだろう
そんな風に思ってしまうくらい深く深く思考を巡らせたくなる
長年連れ添ってきたパートナーに先立たれひとり孤独に過ごす人、介護に明け暮れ送り出した後の喪失感に耐えられない人、高級老人ホームで1度も見舞いに来ない息子を待ち続ける人、老いも若きも家族がいても親友がいても子供がいても人は誰しも孤独なんだと再実感する
売春は悪いことかもしれないしルール違反なのかもしれないけどお互いが納得してそれで救われていたとしても完全なる悪になってしまうのか、しまうんだよね
彼らのしている行動が例え刹那的で他人から見て蔑まれる行為だとしても、誰からも求められず孤独に苛まれて自ら死を選ぶよりはよっぽど良いんじゃないかと私は思ってしまうし、その人たちのことを否定する権利って本来誰にもないんじゃないかな
恍惚とした表情を浮かべる彼らは当たり前に男と女で、その前にただただ人間で、でも拭いようのない深い寂しさを瞳に浮かべていたのが心に強く強く残った
「正しいことだけが幸せじゃない」
「新しい当たり前を作っていこうね」