意外や意外と猫映画だった笑
タイトルを見れば当然なのだが
何故か猫要素をまったく求めてなかった自分がいた
結婚の決意から始まる『愛なのに』に対しての
離婚の決意から始まる『猫は逃げた』
共に描かれてるのは”本音と建前”
その本音は本当に本音なのかと
本音を困惑させる別の感情と向かい合う話
前半は正直眠くなる部分もあり
特に濡れ場が不思議と退屈だった
『愛なのに』の方が流石に”濡れ場”は上手いと思った
手島実優さんは映画祭とかロサの特殊上映で
実物を間近に見たことがあるので
とても美しい人なのですが・・脱がれてしまうと
演出を素直に見れないのかもしれない
後半の同構図長回しの痴話喧嘩?
痴話会議は今泉監督ぽいなーと
見てて楽しかった
男ふたりの疎外感外野感
お互いに興味なさそうな感じがとても良い
実は男2人は部外者に追いやられてしまってる
ちょっと個人的にもいろいろあり欝気味だったからか
見終えたら余計に人肌が恋しくなる
寂しいから人は不倫をするし
寂しいから不倫を許してしまうのだろう
最後の展開、子猫も含め都合が良い展開になるが
彼らにとっても、それが一番楽だったんだろうな
愛と呼べるようなものがなくても居場所は作れる
追記
あのエセ哲学監督が語る場面はギャグシーンって事で良いのよね