南森まち

雨を告げる漂流団地の南森まちのレビュー・感想・評価

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)
2.7
最近仲違いしている小6の航祐と幼なじみの夏芽。ある日、取り壊し中の団地に忍び込むと不思議な現象が起こる…というお話。

絵はキレイ、会話もわかりやすい、小学生たちの会話のやり取りも明るくて楽しい。
ミステリ要素もあり、中盤からだんだんアクションシーンが多くなってくる。

しかし終盤の解決にいたるまでの展開が唐突で、説明不足に感じた。終わり方も良ければ最高だった。

航祐は少しずつこの団地で暮らしていた日々を思い出し、夏芽の気持ちを理解していく…。

いい話ではあるんだけれど、日本の過去の作品にもある展開なので目新しさも感じられなかった。
子どもには難しいし、大人には消化不良に感じる作品になってしまったと感じた。
脚本を磨き上げた次作に期待したい。