重厚&陰鬱。どう考えても年の瀬に観る映画じゃなかったけど、面白かったのでオールOK。不穏さ漂う音楽と白黒画面の圧、舞台と映画の間を行き来きする演出、デンゼル・ワシントンを始めとした役者達の名演、どれも素晴らしい古典の新解釈。
マクベス役のデンゼル・ワシントンも凄かったけど、魔女役のキャサリン・ハンターもヤバかったな。夢に出てくるレベルの妖怪ババァですよあれは。
全編白黒なのに血や水の色を感じさせる撮影も印象的。あと、あの内容を100分ちょっとの尺にまとめ上げた構成の巧さと、大胆な編集にも唸った。