「こいつ……狂ってやがるッ！！！」としか表しようのないえぐい撮影の連続。激しい攻防に立ち会っている感覚に陥るのはもちろんだけど、車内→車外のカメラ移動がシームレスすぎてマジやべえ、語彙力をなくす。
一方で物語の地盤はあまりにもわかりやすく、サンドロの不安定さによって「こいつ絶対このあとやらかすやん、ここでこうなってああしてこうして」と饒舌にさせてくる。ここで語彙力が回復する。サイヤ人の修行。
刑務所でターゲットに出会ってからトラブル起きるのが早すぎて笑ってしまうけど、その後の囚人看守による大乱闘スマッシュブラザーズシーンが洒落にならないほどカオスでそれどころじゃない。
アクションそのものは確かにすごいし撮影もえぐいのだが、描写は1の方が良かったように思う。全員が暴力者でなかった分の別のシリアスさが欠けていたとでも言おうか。
次作へのヤル気まんまんなようなので、新たなる狂った撮影を楽しみに待っております。
