オプティマス

タイラー・レイク 命の奪還2のオプティマスのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

<あらすじ>
特殊部隊の殺し屋タイラーレイクは前の任務にて致命傷を負い、森の小屋でひっそりとほぼ引退生活を過ごしている。しかし、とある人物から任務の依頼があり、それはタイラーと深い関係のある人からであった。タイラーは戦場へと戻る決意をする。ド派手なワンカットアクション映画第2弾。

<感想>
やはりこの映画の醍醐味といったら、1カットアクションシーン。前回よりもド派手な演出となっていました。実際に計ったわけではないですが、肌感覚では30分くらいタイラーたちは戦っていました。
アクションシーンは見ていてすごく楽しかったですが、個人的には前回の方がリアル感があって良かったと思います。
刑務所で暴徒化した囚人とのバトル。囚人の暴走具合は良いです。しかし、タイラーと向かい合わせになると少し慎重な体制に変わっていたシーンがあったので、そこでちょっと笑ってしまいました。
あとワンカットのアクションの流れが、1と似ているのも気になりました。カーチェイスと銃撃戦、ターゲットを守りながらの多人数の路上バトル、1対1の肉弾戦、最後はド派手な爆発横転。何となく見たことあるような、同じようなキャラが同じような適と戦うのでドキドキワクワクがかけてしまったかもしれません。ジョンウィック2と一緒ですね。
ストーリーの内容はかなり普通です。タイラー自身の過去も明かされますが、特に感情移入するような感じはなかったですし、展開も予想出来たし、ヴィランが超普通です。話す内容や行動もラストもよくいるヴィランに感じます。印象でしかないですけど、ワイスピのヴィランっぽいなと思いました。
意外だったのは主人公のタイラーレイクがスーパーヒーローっぽくなっていたことです。前作は無口でダークな雰囲気で行動だけで自分を表現する印象です。ターゲットの少年を善に導くようなシーンもあって、前回と比べヒーローっぽくなったなと思います。
全体的にヒーロー映画のような作品でした。主人公の特別な感情や葛藤よりも、ヒーロー映画や王道なアクション映画が好きな方は本作は楽しめると思います。個人的にも楽しい映画でした。