南森まち

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの南森まちのレビュー・感想・評価

3.8
NYの冴えない配管工兄弟がひょんな事から異世界に飛ばされて…というお話(!)。

何と言ってもテンポが良く、上映時間が92分と短い点が素晴らしい。
序盤の意外な設定や中盤のピーチ姫の扱いにおぉっと驚かされるが、冒険が始まってからは子供向けの王道の物語。まぁそりゃそうか。

しかし背景に任天堂に関するキャラクターがこれでもかと出てくるので、元・子どもたちも飽きない。懐メロも多く、かなり色々な層に気を配っていることに気づかされる。

そして、日本語吹替版台本が上田誠(ヨーロッパ企画)!これには驚いた。売れっ子脚本家をこういう使い方する、日本公開は初日をGWに持ってくる…と力の入れようがハンパないですね。
日本のマリオじゃなくて世界中で愛されてんだなぁと当たり前のことを実感させられました。
上手に王道展開をやっている良い映画だと思う。ただ、ゲームをやったことないオトナには面白くないかも。まぁそういう人は見ないか!