夜飯

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの夜飯のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

本当〜にめっちゃ良かった!小さい頃にマリオずっとやってて、弟や父がマリオ派生のゲームよくやってたのを隣で見てたぐらいのライト勢だけど、楽しめた。

キャラ解釈というか、掘り下げが上手い。ピーチはよくクッパに拐われてるけど、それはか弱いお姫様だからじゃなくて、キノピオたちのため…とか。たしかにピーチ自身がプレイアブルキャラとして遊べるときはかなり身軽だったし…。ピーチはヒロインだけど、今回マリオと共闘するって流れは良かった。

基本的にマリオたちって知名度はあるけど、それぞれキャラ設定やストーリーはそこまで認知されていない(ゲームの性質上)ので、今回みたいに物語のキャラとして活躍するのが見れて楽しかった。表情豊かに動くキャラたちが本当にかわいかったし、愛おしかった。また、キャラによって動き方が違う(分かりやすいのはマリオとルイージ)徹底ぶりも画面が常に楽しくなった理由だと思う。
マリオのゲーム自体が2D→3Dで展開してたのもあり、冒頭のマリオとルイージで水道工事に向かうときは2Dで左から右に攻略する構図。ピーチとの特訓以降から3Dのカメラワークに切り替えていく構図を採用していて、元ゲームを大切に映画にしているのが伝わった。あとゲームの世界に入ったような臨場感あるカメラワークで、マリオ目線で見れるのは新しかった。

個人的にキノピオが大好きなので、表情豊かかつあちこち動き回る姿が見れて感激。本当にかわいかったー…。あとキノピオを「かわいい自覚のあるキャラ」として描いてくれて嬉しかった。あの可愛さで無自覚なわけ、ないもんね…。

ゲームの映画化であまり成功例ってない気がするけど、今作はゲームをやり込んでいた人ほど楽しめる作品だと思う。ゲームそんなにやらない母も楽しんで見ていたので、小ネタだけで突っ走らずに誰が見ても笑えるシーンや面白い要素を入れて、置いてけぼりにしていないところも魅力。もう1回見たいな…。
夜飯

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