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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのWAKAのレビュー・感想・評価

4.0
任天堂が大人気ゲームタイトルを『ミニオンズ』でお馴染みのイルミネーションと共同で制作したアニメーション映画。ブルックリンで配管工を営む兄弟、マリオとルイージは作業中に謎の土管に吸われ、辿り着いた先は魔法に満ち溢れた新世界だった!そこで出会った仲間達と共に、絆の力で世界の危機に立ち向かう。素晴らしい!とても分かり易くて良い話だ。(バカにしてません)

いくらゲームをしない自分でも流石にマリオ位はやった事あります(笑。プレイしたからこそ楽しめた部分も有るでしょうが、根底のプロット自体がとても普遍的且つ分かり易いのでゲームをやった事ない方でも全く問題なく楽しめると思う!キャラクターもマリオとルイージの「良い奴感」は誰が見ても最高だし、無駄にテンションの高いキノピオやエロカッコいいピーチ姫、声のせいでセス・ローゲンにしか見えないDKや死ぬ程熱唱するクッパなど全キャラがゲームでの設定プラスαで面白い設定が足されているのも最高!

コアなマリオファンの方は自分以上にもっと凄いはず、だって昔から見てたあのキャラ達が大きなスクリーンを縦横無尽に駆け回ってるんですよ?泣くでしょ!号泣するでしょ!(自分の場合『トムとジェリー』でした)作品自体の良し悪し関係無く、先ずはこの最新技術で作ってくれた事自体が嬉しい!ってなってるのでは??あとファンならニヤッとするマリオお馴染みのアイテムや台詞などがしっかりと伏線として機能しているのも素晴らしい。序盤の横スクロールや中盤のカート戦なども、とても良い匙加減で盛り込まれていて楽しかった!

そしてなんといっても今作のMVPを渡したい音楽のブライアン・タイラー!ここ10年の彼の「編曲」の中でもトップクラスに良い仕事だったと思います!完成された往年の名BGMをよくここまでカッコよくアレンジしたなと上映中感動しっぱなしでした。

全世界で大ヒットしているのも頷けるし、今後も更にヒットを続けるであろう本当に老若男女が楽しめる良質なアニメーション映画でした。
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