煙草と甘いコーヒー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの煙草と甘いコーヒーのレビュー・感想・評価

3.9
世界的大ヒットの前評判の真価を見定めるべく、映画館へ。

マリオ愛あふれるスーパーな映画だった。

ピーチ姫とクッパ、そしてマリオとルイージは、こんな性格で、そんな境遇だったのかと、知ることになったわけだが、果たして、どこまでがILLUMINATIONのアイデアで、どこまでがNintendoの設定だったのだろうか。

世界的大ヒットになったのは、初代スーパーマリオから始まる歴代のゲーム経験者の多さと、あの兄弟の知名度の高さ、そして、あくまでもゲームのキャラクターとしか認識され思われていなかった兄弟やピーチ姫やクッパに、愛らしい人間らしさという息吹が吹き込まれ、イキイキと生きてる! 本物ってこんなんだったんだ! と見せつけてくれたからなのだろう。

この映画が、日本ではなくアメリカが生み出したことに、悔しくもあり、あっぱれと敬意を覚えたりもしつつ、物語を生み出すことの素晴らしさを、ただただ思い知らされた作品だった。

ラストのあの青い星の一言は、余計ではあったが。