「映画」と言うよりも「アトラクション」と言う感じ、マリオの映画化としては大正解の仕上がりだったのでは。
映画としての物語の起承転結の都合上、マリオとルイージの日常が描かれる!という今更の驚きや新鮮さもありつつも、プロットも展開も、これ以上無いくらいにシンプル王道一直線。気持ちいいくらいに、何の捻りも違和感も無い。深みも無い(結果、批評的には低スコアなのは理解)でも、それで良い、それが良い。
全編マリオという世界観を象徴するモチーフとキャラクターに満ち溢れた、自分の目も他の観客の目も、さぞキラキラしているだろう圧倒的なビジュアルのパワー。
「あぁ、これ以上無いくらいにマリオだった!」と、まるでUSJのアトラクションに乗った後のような鑑賞後の心地良さと爽快さ。
再びゲームの世界でマリオや皆に会いたくなる、最高のプロモーションでもある。