とーるさんし

弟とアンドロイドと僕のとーるさんしのレビュー・感想・評価

弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)
3.7
この阪本順治は中々やるじゃないか。
まず、全編雨もしくは雪(銀残しが映える)というのが野心的かつ嬉しい驚きだし、最後まで豊川悦司の内面が分からぬまま進行していくのも良い。美術も手間がかかっているのがよく分かる出来。あの黒沢清的な廃病院へ至る道のロケーションは、よく探し出してきたなと感嘆。

日本映画でここまで作りに拘れる立ち位置は正直羨ましい。
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