弟とアンドロイドと僕の作品情報・感想・評価・動画配信

「弟とアンドロイドと僕」に投稿された感想・評価

雰囲気はいい。豊越のキャラもいい。音楽もいい。けど弱い。残念。
中庭

中庭の感想・評価

3.6
廃病院へ向かう途すがら何度か登場する、画面手前を屈折点としてカメラがポジショニングされたゆるやかなL字道路。既視感を覚え、鑑賞後に思い出したのは『コッポラと胡蝶の夢』の、微妙に高低差のついたUターンを捉えた固定ショットだった。
アンドロイドから千切れたボディパーツの即物的な質感。気配だけで物語が進行する、美しき映画を幾つも思い浮かべる。
こんの

こんのの感想・評価

4.4
二度も観て涙を流していた。
「自分」を「みとめる」ことだな。

この作品の映画らしさも好き。
「きたないトヨエツ」と「きれいなトヨエツ」がおなじ画面に居座ったとき、この監督はきっとこれが撮りたかったにちがいないと快哉を叫びそうになった。自己の分身としてのアンドロイドをつくる作業に日夜励んでいる孤高の天才学者。この映画で語られる哲学観はなんだか手垢に塗れているし、過度に映画的であろうとしすぎている画面の数々には辟易とさせられたが、トヨエツのヴァリアントが召喚された時点で一定の勝利が約束されているとおもった。鎌倉の切通しを雨のなかチャリでくぐり抜ける下りもよい。
桃龍

桃龍の感想・評価

3.0
あの阪本順治監督がSF?
ってことで期待して映画館へ。
前半はリアリティを追求する映画職人の面目躍如。ダークな感じは和製フランケンシュタイン。え?少女をヘレナ・ボナム=カーターみたいに?と期待は膨らむ。
しかし、うーん、アンドロイドが完成してからは…。
2022-01-23記。
私には難解で、点数が思い浮かばず…これは「もう一度観ろ」という事かな。
場面は全て雨か雪。
路上に倒れている誰かが担架で運ばれ、救急車に乗せられる場面から始まり終わる。コンビニの防犯カメラから素性と死因が明らかになり、物語全体が輪っかで繋がる。
ラストシーン、白いチョークで黒板に書かれた「僕はいるか?」は、自分の身体の一部と思えない左足を上げてケンケンする大学講師の桐生薫(豊川悦司)の一貫した苦悩である。
不倫やギャンブルが原因で離婚し、今は危篤でベッドに横たわる父親(吉澤健)、後妻(風祭ゆき)と義理の弟(安藤政信)、駅で出会い最後まで関わってくる女の子(片山友希)。
登場人物は多くないが、それぞれが謎めいていて、モヤモヤ感が残る映画だった。
パンフレットを作製してほしかった。
kekematsu

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4.0
色々な意味で思いが詰まっている作品。
雨。洋館。 暖炉。
映画館のスクリーンを通して見れて良かった。ずっしりした色味や光や木地の感じが良い雰囲気だった
豊川さん主演ということで、
楽しみにしていたが、
変わった作品だった。

多くを語らず、説明もしない。
でも、感じるようなアートスティックなのとも違う。
哲学的というのかな。

ロボット工学を教えている
大学教授なんだけど、
自分の存在を確認できず、
洋館の廃病院で自分そっくりな
アンドロイドを作っている。

こう書くとマッドサイエンティストみたいな話かと思うが、
それもちょっと違う。

ずっと雨で、色調もセピアがかった暗めで、陰鬱さが漂い、
豊川さん演ずる主人公の
生きづらさのようなものが、
哀しく響く。



パンフは作っていないのだとか。
後で、YouTubeで完成後の
舞台挨拶を見たら、阪本順治監督は、「これを撮影していた時はおかしかったんだと思う」と。

ヲイ!


 
いこん

いこんの感想・評価

4.2
片山慎二監督の「さがす」を観に行く予定で映画館へ行ったが、上映時刻の見間違いで急遽「弟とアンドロイドと僕」を鑑賞。
かなり難解。
足の不自由な自分に存在意義を見出せていない男性の苦悩?を描いた作品だった。
(全年齢対象を疑うレベル)
人間の怖さを味わえる映画。
序盤は登場人物があまり発言(会話)をしないため少し眠くなった。
(現代アートをずっと見ている感覚)
人によっては精神的にダメージを与えてくる映画だと思うが、深く考えさせられるので是非。
序盤は少し退屈だが見る価値はあると思う。
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