たむ

サイレント・ナイトのたむのレビュー・感想・評価

サイレント・ナイト(2021年製作の映画)
2.5
コロナ禍で生まれた映画の一本として記録されるであろう、ブラック・コメディです。
人類滅亡映画は多々ありますが、シリアスだったり、パニックだったり、ホラーだったりの中で、本作はブラックなユーモアで描きます。
ニュースの中の真実とそうではないフェイクニュースによって、何が正しい選択かも分からなくなり、みんなで集まって最後の時を過ごします。
死期が迫った状態で人間の本性が明らかになったり、表面で取り繕ったりしているわけです。
ブニュエル監督の『皆殺しの天使』を参考にしていそうですが、ブラックさを履き違えてしまった感も。
衝撃のラストも、コロナ禍でのフェイクやら真実やらを考えると、リアルな気もしますが、混乱な映画になってしまった印象ですね。
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