名作だった…パニック、籠城、仲間割れ、人間の所業への絶望とゾンビもののすべてが詰まってた
正直原作よりこちらのリメイク版のほうが好みでした、火柱もやり過ぎなくらい上がってた
ベンのバールは言うまでもありませんが、バーバラがアイテム・火掻き棒を手にした辺りでワクワク感半端なかったです、サイレン(ゲーム)を彷彿とさせました
どんどん強くなるバーバラ、後半のショットガン&ハンドガン無双とその表情の変化も素晴らしかった
ベンを演じるトニー・トッド氏のアクションもとにかく一挙手一投足カッコよくて、咥えタバコ、壁に移った松明の火を片手で叩き消す所、ゾンビに中段蹴り、背負い投げ等々枚挙に暇がありません
ポストアポカリプスものの登場人物になったら味方になってほしいランキング堂々のNo.1
血飛沫・モツは控えめですがさりげないネズミもぐもぐシーンにびびりました
本ゾンビシリーズとは切っても切り離せない職人トム・サヴィーニ氏監督とのことで、本人自身の出演はなく少し残念でしたが、ウロウロする多種多様なゾンビの造形にはその仕事っぷりが見受けられて満足です
また、ラストの一連からのエンディング、胸が悪くなるような光景を明るい日差しのなかで写し、バーバラの冷めた、強い眼差しのカットが幾度も差し込まれています
やはり、従軍カメラマンとしてベトナム戦争をみてきた監督自身の目なのでしょうか…