migihidariさんの映画レビュー・感想・評価

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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.5

「ゲーム」を感じた…サノくんは同行してくれる心強いNPC
ロケーションもステージ感、徹夜でゲームした後のような脳のぼんやり感、現実の腐食感
相変わらず音の演出が暴力的でほとんどジャンプスケアでした、怖
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動物界(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

疫病禍から戦禍、気象異常、今まさに世界を覆っている漠然とした不安感と分断による歪みがうまく戯画化されていると思いました
湿度を感じる南仏の風景、森林が美しい

息子とすれ違ったり、それでも何があっても
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.5

一足早いがすっかりクリスマス気分になった🎄
初っ端のトナカイ角ピカ離陸と締めのパルクールプレゼント配りだけですでに大満足
欲を言えばオモチャ成分をもう一声…

カバラメ!!!!!って何?!

柔らかい殻 デジタルリマスター版(1990年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

子ども、の視線で見る世界、余りに淡々と必然的に苦しい そして宗教画、絵画のような画作りと意味わからん音響(蝿の羽音にオーケストラ…)が輪をかけて息苦しいけど素晴らしく美しかった

果てがない麦畑のロケ
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

-

「ざまあみろ!!!!!!」という監督の大声がずっと聞こえてた
お前らが祀り上げたものは全部虚像だったんだぞ、と

なんかよくわかんないけど爆発したところだけ面白すぎてドリフのコントかと思った

あとは
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

視聴率の悪魔に魂を売った主人公の末路がうっかり放映&流出されちゃったやつ
恐らくかなり作り込まれてる「あの頃のアレ」なんだろうなと思うと世代ギャップゆえ正確には共有できない自分が少し残念…
催眠術がA
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Chime(2024年製作の映画)

-

溶け出す自我と感染する狂気(凶器)
視覚よりも聴覚のほうがホラーを感じやすいのでずっと怖かった

NN4444(2024年製作の映画)

3.0

4つの物語に通底して"I don't belong here"を感じた…
ここに居たくないし居られない自己嫌悪の可視化

砂の女(1964年製作の映画)

4.2

視覚的センスに引き込まれて2時間半のワンシチュエーションがあっという間でした オープニングのハンコの演出からびりびり痺れた〜60年前!の映像とは思えない

主演二人の妖しい肉体美が砂まみれの白黒の画面
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新宿狼(2011年製作の映画)

3.0

わ〜い!懐かしむには新しすぎる・時代錯誤で古くさすぎる、よくわからないシンジュクだ〜〜!

ノスタルジー小道具、のぞき小屋の看板やPsychoのポスターが良き…

尻尾振ってついてくるダサ私服のワンコ
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ジェヴォーダンの獣 ディレクターズ・カット(2001年製作の映画)

3.5

これは間違いなく厨二モンスターパニックだ!と思って見に行って、さらに属性3、4個盛られてて笑っちゃった 予期して無いところからの突然の変態チャンバラからしか得られんドーパミンがある…
お耽美で重厚な眼
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(2023年製作の映画)

3.5

鑑賞直後は完全にコントじゃんと呆気にとられていろいろまとまらなかったのですが、後からじわじわ来ています

狂った出世欲・嫉妬・惚れた腫れたもバカバカしいものと一様に笑い飛ばして蹴り飛ばす

海外での上
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バービー(2023年製作の映画)

-

笑いどころがことごとく合わなくて辛かった…

性別に関するステレオタイプ(男って投資・映画・音楽語らせときゃチョロいよね!的なやつ)がコメディタッチとはいえ物語打開のヤマとして書かれるのにはなんかハラ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

主人公のものづくりのポテンシャルがノーベル賞もの、アイアンマン級
欲を言えばもっともっと暴れてほしかったミーガンちゃん…

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.5

麻薬ダメ、絶対

原作者ウィリアム・バロウズの自伝?のクローネンバーグ監督による(たぶん)正確な可視化
ドラッグやそれに準ずるものと創作における産みの苦しみとの密接な関係が描かれていたような気がしま
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生きる(1952年製作の映画)

3.8

「これは、この物語の主人公の胃袋である」

死に場所を探す、生きた証を残す、どちらでもあってどちらでもない
最期のブランコでの感慨は主人公本人にしかわからないけど、きっと清々しさがあったはず
ワタナベ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

浅慮・無計画・行き当たりばったりがドミノ倒しのように人生を狂わせ、迎える最悪の結末
を、冷笑的でブラックユーモアな筆致で淡々と描ききってます
所々の会話の珍妙な間がえも言われん空気に一役買ってます
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

-

開幕の"Creep"にまずやられた
そしてカラフルでパワフルな宇宙ドンパチの連打連打連打!

しかしロケットのともだち達のエピソードが悲しくて悲しくて耐えられない ライラ…ティーフス…フロア…終幕後し
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スマートフォンというアイテムが持つ種明かし性能の高さ、2つの時間軸が繋がる瞬間が鮮やかだった

黒幕のデントン議員は"現代"シーンの町中にそれとなく名前がお披露目されてますが、日本語字幕があからさまだ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

寒暖、昼夜の区別がつきにくい曇った映像で目いっぱいに映される、どこか常世めいた大自然の景色、対照的に生々しくちっぽけに描かれる人間や家族たち

劇中では何一つ語られないですが、アダちゃんの誕生に夫婦が
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

原作ミリしら視聴しました

主人公の努力や挫折を描くものと思いきや、まったく違いました
序盤から切れ切れに挿入されるインタビュー映像から、主人公の未来が明確に予想できていいですね
ストーリーは無駄が完
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

テーマ:現代を生きる全人類への応援歌と受けとりました

もしifの世界があって、無限の可能性を選べたとしても、今の自分を選んだんだよ、という
(現実ではifはありえないわけで、こういった自己肯定も自分
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.0

残酷と理不尽しかない、血反吐汚物まみれの地獄みたいな世界を、主人公(?)の目を借りて覗き見
こんな世界を造った神様がいるとすれば、狂ってる、もしくはブチギレてるに違いありません( 聖書の一説が引用され
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

パワーとカロリー、あまりにも高過ぎる
7000kcalはあった 間違いなく 成人の一日の必要カロリーは確実にダブルスコア以上で超過してた
終幕後、劇場ではもはや唖然・呆然に近しい笑いがまき起こってまし
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

毒がないので安心しながらみられるキュートな動物たちとの大冒険
冒頭アニメで?!ってなった
エンドロールの演出、こういうの王道にほのぼので好きです
通りすがりのアニマルたち(クジラさんやアリマフィア)
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.5

時世柄、「お酒は控えめに」という啓蒙作かと思って視聴してみたらベクトルが違いました
大人になり切れないが若者でもいられないおじさん連中(悪友)たちを眺めていると、人生の苦味が愛おしいものに思えてきます
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

狭くて、気楽だけどもどこか息苦しい、プライバシーも他人への配慮もおざなりになりがちな閉ざされたコミュニティ

パードリックも、コルムも、ついぞ"悪人"には決して見えないんですよね
アイルランド内戦を背
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マスク(1994年製作の映画)

4.0

ジム・キャリー氏の一挙手一投足に笑えてしまう、でもふとした瞬間の二枚目っぷりもまた最高
かしこすぎてかわいすぎるジャックラッセルのマイロも最高
キャメロン・ディアス氏のほぼ二次元美女っぷりも、チンピラ
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.0

工事現場リミックスみたいな音楽、全編にわたってかっこよすぎる

登場人物みんな揃って汗ビシャビシャなのに、不思議と結露みたいに見える温度の感じなさ、映像から匂いがしそうな鉄分マシマシっぷり

ストーリ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

しばしばこちらに向かって壁を越えてくるキャラクター達、時事のコラージュ、ヒットナンバー満載のいい意味でちょっとジャンクな劇伴、マークトウェインから村上春樹・名もないモブのものまでそれっぽく引用される名>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ちょっとどうかしてるオープニングのかっこよさ
結婚式や法事で帰省のシーンの解像度高すぎて冷や汗の出るイヤさが半端なかった、同僚の女の子のジメッッとした圧も最悪みが深かった
血の繋がり、上っ面で空っぽな
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジのニコラス・ケイジによるニコラス・ケイジのためのぱっぱらB級(台詞無し)!もはやPV
時間経過でスタミナ回復の謎缶ジュース、返り機械油と無限着替え、どうみても生身の人間(と雑CGのハイ
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TOKYO!(2008年製作の映画)

3.0

「東京」を舞台とした珍妙でポップな短編集、どういうコンセプトで企画されたのでしょう…演者陣、豪華

1.インテリアデザイン
裸で外に出ちゃう感じ、こういう夢見たことあるかもしれない
妙な長回しと台詞の
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.8

いろんな意味でまさに金字塔
若い男女五人、山奥の小屋、不吉を極める音・小物・カメラワーク、けっこうかわいい絵柄の死者の本
そしてCGではない特殊メイクの魅力溢れる人体破壊、噴き出しまくる血と謎の白い液
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の理解させる気ないだろっていう早口めなあらすじ解説(本当にあなた方警察…?)からの謎のAIマッチングでバディ組んで潜入スパイ開始、そして怒涛の乾いたテンポでばしばし物語が進みます ちょっと組織の構>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.8

3時間の長尺があっという間だった、Fワードのバーゲンセール たまにディカプリオ氏がこっちに向かって話しかけてくるのがおもしろい
全然レベルは違うんだけど、真っ黒な営業会社で働いてた頃をちょっと思い出
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