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シン・ジョーズ 最強生物の誕生のlvsのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

庵野監督の〝シン〟シリーズを勝手に意識した邦題だが全く関係はない。

美男美女。主役の弟でコメディ枠のおデブちゃん。醜悪なハゲ眼鏡。吉川晃司似の極悪社長。
誰がどうなるのか、これだけで全て分かってしまう、非常に親切な映画。
助けてくれた女児を容赦なくサメに放り投げるハゲ眼鏡のキャラには、同じサメ映画でも、イギリスのハゲと中国のハゲでこんなにも扱いが違うのかと哀れに感じた。

今作は、サメにミミズの遺伝子を組み込んだら巨大化×無性生殖×陸上移動が可能になってしまったというぶっ飛び設定で、今更この類の映画に設定やCGの粗さを指摘するつもりはないが、ミミズの遺伝子って…と思わずにはいられなかった。
とはいえ、起承転結は分かりやすく構成されていて、こんなクオリティながら今まで数十本と見てきたB級サメ映画の中では比較的マシな部類に入るのではと思う。
少なくとも、短めの上映時間とおデブちゃんのコミカルさのおかげでストレスを感じる事はなかった。

もちろん二度と見る事はない。
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